
京都は狭小地と呼ばれる20坪以下の狭い土地が多いです。
「ウナギの寝床」と例えられるように間口が狭い土地もたくさん・・・
そんな地域では普通の住宅を建てることも大変なのに、ましてや福祉施設なんて・・・
だけど地域に根ざした福祉施設が欲しいというニーズはたくさんあるのです。
私達は、京都特有の狭小地で、木造による福祉施設のご提案をしています。
〜実現のための3つのポイント〜
1.木の温もりで普通の我が家
福祉施設を利用する方に一番に何を求めますか?と尋ねると、「毎日生活する場所なので、自分の家と感じられること。特殊じゃなくて普通であることを切に願います」という答えを頂いたことがあります。そのときハッとしました。利用する人の立場に立っているつもりでも、実は管理する側の立場に立っていたことを。掃除のしやすさ、点検のしやすさ、見通しの良さ等々。もちろん本当に必要な機能性は確保しますが、生活空間は普通であることにこだわり、内装には木材をふんだんに使います。木の温もりはそんな普通の空間をちょっと素敵に演出してくれるのではないでしょうか。
2.小さいからこそできること
小さい施設だから、効率面で言うと大規模にはとうてい敵いません。だけど、住み慣れた街中で顔の見えるご近所付き合いの中で、歩いて行ける距離に施設がある。そんな地域密着型の施設はどうでしょう。狭小地では制約も多いです。だからこそ工夫とやりくりでオーダーメイドする設計建築のメリットがでてきます。コンパクトなため初期投資が小さく済みますし、木造だと建築費も抑えられます。
詳しくはこちら(木造で福祉施設を建てる利点へ)3.木造耐火建築物
福祉施設は特殊建築物になるため、『耐火建築物』であることが求められます。木造は燃えるから火に弱いという先入観がありますが、では現代の新技術で燃えにくくしたら?なんと鉄骨と変わらないぐらいの耐火性能を発揮するのです。また構造計算をきちんと行い建築基準法をクリアした耐震性能の高い建物でもあり、安全性にも優れているのです。日本の気候風土に合った木造はまだまだ進化していきます。
詳しくはこちら(木造耐火建築物とは?へ)